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'03 オープン・ド・パリ
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高橋優子の
オープン・ド・パリ日記

1月14日(パリ滞在初日)

1月15日

1月16日

1月17日

1月18日(大会初日)

1月19日(大会最終日)

1月20日(パリ滞在最終日)


女子組手個人戦 オープンクラス
高橋優子 準優勝 JAPANチーム

1回戦シード

2回戦 対 OKSANA LYTOVCHI(UKR)
棄権

3回戦 対 WEEKES TANIA(ENG)
3−3 延長戦 上段突き 勝ち

イギリスのベテラン、ワーカスとの対戦、終始落ち着いて対応していた。緊張しないので困っていますとの言葉とおり、1−2からの逆転中段前蹴りが炸裂。延長戦にいりコーチボックスからのアドバイスとおりにもう一度の中段前蹴りを放ち、勝利する。アドバイス通りに動ける高橋に期待感が高まってきた。

4回戦 対 RERIC SNEZANA (YUG)
4−4 延長戦 反則を貰い勝ち

これも良い動きをするがすぐに追いつかれ、同点で終わる。延長は相手の顔面突きが強く当たり、反則注意を頂き、勝ちとなる。積極的に出て行っての反則なので、よしとする。

準決勝 対 ESSIDIQI BTISSIMA (CAN)
4−0

前回大会の−53kg級優勝者との対戦であるが、やはり積極的に動き、先を詰めて刻み突きが良く極まる。終始押して行っての快勝だった。決勝戦は時間を置いて、すべての種目が後に行われる。

決勝戦 対 OLMEZ MERAL(TYR)
3−6

トルコの選手は体が大きくても、スピードがあり反応が速かった。完敗である。高橋の3ポイントは反則で貰ったものである。ここまで調子が良かっただけに、もっと練習しなければ世界では勝てないということである。スペインでは3位だったことを考慮すれば、伸びているには違いない。


女子個人組手−53kg級
宮本佐知子 ナショナルチーム 優勝

1回戦シード

2回戦 対 MURKOVA ALENA(SVK)
9−2

落ち着いたスタートであった。突き技が冴え、余裕が見えたので蹴りを出す練習として、アドバイスしたが、余りにもバランスを崩したのですぐに止めさせた。蹴りは上手くない宮本である。

3回戦 対 ZERROUKI NADIRA(ALG)
4−4 延長戦 上段突きで極める。

相手をポイントでリードしたとたん、待ちに入って追いつかれるので注意する。何とか延長で前に出て極める。

準決勝 対 NEWELL HAYLEY(ENG)
6−4

相手の上段突きを顔面に貰い、倒れるシーンがあったが、何とか気力を出し攻めていく。今回は前に出て攻めるので良い所が出ていて、勝利に繋がっている。

決勝 対 HARRIS HELEN(ENG)
5−1

とにかく、宮本は待ちに入ってしまう癖があるので、試合中ずっと攻めるように指示する。今回は本人も自覚しているのか、最後まで攻めきって良い内容だった。前年度準優勝という実績から考えれば、続けて決勝に出ることは素晴らしいし、本人も泣いていたように、本当にうれしい優勝であった。


女子個人組手−60kg級
岩切加奈子 ナショナルチーム ベスト16

1回戦 対 OKSANA YASHCHY(UKR)
棄権

2回戦 対 COULTER TERI(SCO)6−2
相手をよく見れていた。落ち着いた内容で中段突きが冴える。スペイン世界大会の経験が生きているようで期待できそうである。

3回戦 対 HANNACHI IBTISSEM(TUN)
3−4

待ちの相手で、合わせての上段突きが上手かった。ずいぶん揺さぶって攻めていたが惜しいところで時間切れとなった。調子が良かっただけに、どんな相手にも対応出来る技の幅が無ければならない。残念であった。


女子個人組手+60kg級
小笠原万記 ナショナルチーム ベスト16

1回戦 対 SAK RETA(SUI)
2−0

こちらも良いスタートを切った。相手を冷静に見れているようだ。中段突きが出たので安心する。少し腰が浮き気味になっているので、終始、落とすように支持する。

2回戦 対 WAITE NICOLE(WAL)
5−0

マイペースで動いていた。相手の動きを読み、上段・中段突きが冴える。完勝する。

3回戦 対 LOWE KATRINA(ENG)
1−6

3コート上で日本人選手が同時に試合を行っていたために、小笠原の試合は見れなかったが、激しい動きのイギリスの選手でやはり最後には、上段蹴りを貰っていたようだ。スピード強化をしないとヨーロッパの激しい動きに付いていけないと思う。