2005 USA OPEN KARATE CHAMPIONSHIPS

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大会出場者の結果&感想


山口晃義選手による大会日誌
3月24日(出発)

3月25日(調整)

3月26日(大会初日)

3月27日(大会最終日)

3月28日(フリー)

3月29・30日(帰国)

 

3月26日(土曜日)〜大会初日目

 大会初日。今日は型、古武道の部です。
 結果は型がカズ;準優勝、土田弟;優勝。カズは昨年優勝だったため少し残念がっていました。が、代わりに昨年準優勝だった組手を優勝!!と早くも新しいモチベーション作り。土田弟は余裕だったようです。二人とも明日の組手に向けていい結果になったようです。
荒川先輩は予選を全てストレート勝ちで決勝進出!!決勝は明日。相手はWKF世界大会において準優勝選手。荒川先輩ファイトです!!

 古武道では二又先生が準優勝。相手とは0.1ポイント差で同点再決勝だっただけに本当に惜しかったです。でも先生のお年になってもコートに立ち、演舞を披露する。そのお姿はご立派。まして外国で・・。こんな風にいつまでも自分の体を管理してキビキビ動いていたい。相手の選手と握手、挨拶をしっかり行う先生が素敵です。
 日本チームは本日出場の選手が全員メダリストとなれ、素晴らしい一日でした。

写真5
大会初日のメダリストトリオ!

写真6
今年は準優勝の二又先生

 今日はもう一つ目的が。「外国人選手の研究」。組手は団体が決勝を残して行われるためその見学も行いました。外国の選手の印象としては本当に柔らかい。膝の使い方なのか、二人組みで組手の練習をしているのですがすごく静かでした。そして軽くポーン、ポーンとどんどん技を続けていく。一発一発をバーンと決めて終わる今までの組手稽古とは全く違う印象を受けます。
 団体戦で一番印象的だったのはチーム・アゼルバイジャンの小さい選手。故障していましたがこの選手がめちゃくちゃ早い。足首の柔らかさを最大限に使っている、と西村先生はおっしゃっていました。相当な鍛錬を積んでいないと出来ないそうです。かなりびびってしまいました。めちゃ遠い距離からこのスピードで。飛びこんで来られたら、どうすればいいのか・・。スピードというのはそれだけで十分武器だな、と感じられました。

 もう一つ、技が決まらず組んだ時の反応です。こかされまいと受けに回る、暗黙の了解で審判のやめをお互いに待つ、ということが非常に少なく感じられた。どの選手も相手の後ろに足をかけ背中から落とそうとしているところが脅威でした。もちろん頭では知っていますが、それを自然に出来るかどうか。今後の課題になるため、普段の稽古から何となくではなく最後まで高い集中力を持つ必要性を感じます。

 明日は組手。今日のメダリストに続けるよう皆ファイト!!
 ここで小ネタを一つ。型が終わったカズ。組手をじっと何時間も見ておくことは出来なかったようで。ふと見るといない。何をしているのかと思ったら、黒人の子供二人とずっと遊んでいました。会話はカズ“ノーイングリッシュ”、黒人“コンニチハ”のみ・・。子供ってすごい。あれで仲良くなっているのだからコミュニケーションは成立しているわけで。めちゃインターナショナルな少年です。将来が楽しみです。