2007 USオープン国際空手道選手権大会 旅日記

和道会錬空館支部
津田公子

最後に

皆さんありがとうございました

私たちは鳥取県米子市という人口17万人ほどの山陰の小さい町に住み、会員数20人足らずの小さい道場で細々と空手をしています。ほんの数ヶ月前までは海外の試合に出場する事など夢のまた夢でした。しかし、とあるきっかけから西村先生にお目にかかることができ、その後は周囲の状況が急展開しました。そして今回、「井の中の蛙」であった彬にいきなり世界という大海を見せてくださいました。先生にお会いしなければきっといつまでも「井の中」から出ることが出来なかったとように思います。西村先生には尽くしきれない感謝の気持ちが一杯で、どうお礼を申し上げてよいかわかりません。本当にありがとうございました。

普段は亭主関白で、「俺について来い」タイプの河野団長さん、お疲れ様でした。いろいろなシーンでこまめに動かれ、隅々まで目を行き届かせ、十分に食事や睡眠を取っておられなかったように思います。しかし、最後まで団員のためにタフに活動しておられましたね。本当にお世話になりました。ありがとうございました。

そして、通訳として大活躍されたニコールさん、お疲れ様でした。一人で数々のトラブルに対応しておられ大変だったと思います。また、私にもいろいろな事を教えていただきありがとうございました。私もいつまで続くかわかりませんが、また、英会話の勉強を始めようかなと思っています。

各コーチの先生方、保護者の方々、お疲れ様でした。いろいろな情報を下さったお母様方、ありがとうございました。すべての方とお話することは出来ませんでしたが、また、お会いしたいと思います。

最後になりましたが、若海君、伊藤君、団体戦で彬に金メダルを取らせてくれてありがとう。感謝しています。

さあ、新たな目標に向かって歩みだす4月です。USオープン大会で次の新たなる目標を設定された方も多いと思います。今後もたゆまぬ努力をどうぞお続けください。

彬は来年も必ずラスベガスに来ると、Mathewと再会を約束していました。「井の中の蛙大海を知らず」には「されど、空の深さを知る」という続きがあるようです。大海を知った今、今後は空手の奥深い世界に進んでいって欲しいと思います。

皆様にお会いできたことを心より感謝いたします。そして、皆様の今後のさらなるご活躍を心よりお祈りいたします。